ルドルフ・シュタイナー講演集 [カルマ的関連の秘教的考察] * アントロポゾフィー運動におけるカルマ的関連 ドルナッハにおける11回の講演 (GA237,1924.7.1~8.8)

浅田 豊 訳・解説
新刊書 2021年6月発行
A5版フランス装 本文224頁
ISBN978-4-903865-47-8
定価2970円(本体価格2700円+税)

 


地上の生活において誕生から死に至るまで
私たちが遭遇することの中に、まさに運命的・カルマ的な関連がある。
・・・カルマ的関連を徹底的に見通すことによって、
自由の本質を初めて正しい光のもとに見られる。

アントロポゾフィー運動に入ってくる人々は・・・
カルマ体験を注意深く見ることができなくてはなりません。
カルマを気楽に体験すること、カルマをのんきに体験しようとする意志があると、
それが物質的な病気や、物質的な事故として、
まさにその報復が戻ってくるのです。

ミカエルは強力な霊です。そしてミカエルは勇気に満ちた人間だけを、
内的に勇気に満ちた人間たちだけを全面的に必要としているのです。
・・・人間を狭い地上的な関連から引き抜いて、
霊的な高みにまで持っていくように、まさに働くのです。       
                        (本文より)

最も重要な『カルマ論全集(日本では未訳の3巻~6巻)』第3巻の邦訳:
人間が再びカルマに、本当のカルマに帰っていく、
本当のカルマを生き尽くすための・・・
宇宙からの一条の光、カルマ認識の書

●目次より 
訳者による序文
アントロポゾフィー運動のカルマ的関連 11回の講演
1:7月1日(火)意識魂の時代における思考の発展/現代に必要な、生きた思考/他
2:7月4日(金)人間のカルマを準備する諸力と「本能」/現在に働きかける過去の死者た
ち/他 
3:7月6日(日)人生72歳は宇宙の一日/アントロポゾフィー協会のカルマ/他
4:7月8日(火)19世紀前半の超感覚的祭礼/アントロポゾーフの自己認識の必要性/他
5:7月11日(金)新しい、別の時代がやって来る/カテキズムの成立とミサの変容/他
6:7月13日(日)偉大なシャルトル学派/シュタイナーの生涯とシトー会/他
7:7月28日(月)ミカエルの超感覚的学校/第一ヒエラルキアの巨大な行為/他
8:8月1日(金)ミカエルと他の大天使との関係/「自然という書」を読むことの必要性/

9:8月3日(日)ミカエルの力は個人のカルマの中に強力に働きかける/他
10:8月4日(月)イニシアティブを持つことの必要性/物質主義の間違いとは?/他
11:8月8日(金)天使たちの分裂とカルマの混乱/アントロポゾフィー的な精進の魂/

訳者による解説
シュタイナーの生涯と業績におけるカルマ論の意味
11世紀~12世紀の偉大なシャルトル学派
おわりに