人智学とはなにか
セルゲイ・O・プロコフィエフ 著
和田悠希 遠藤真理 訳
定価2420円(10%税込)
ISBN 978-4-903865-32-4
人智学とはなにか――――
それは、自分自身の来し方、行く末を問うことである。
故プロコフィエフが私たちに遺した
人間の本質である復活体を問う名著。
 
 
人智学はその方法論においても、また
そこから生じる現実社会での様々な応用結果に関しても、
復活の科学とよぶことができます。
その科学の道が目指しているのは
復活の認識であり、それとの関わりなのです。
(本文より)
 
 
復活体には二つの側面があり、一つは原初の土星紀の
人間のあり方(アルファ)に由来するファントムです。
もう一つは人類の未来(オメガ)とつながる復活体です。
キリストの言葉「私はアルファであり、オメガである」は
復活体において完全に具現化しました。
(解題より)
 
ロシアの魂を受け継ぐ異邦の人智学者、
2014年7月に急逝したプロコフィエフが遺した
至宝のような断章―――
現代の危機的状況を克服する人間本性の主体的発達を
秘教的キリスト認識に結びつけながら、
いまを生きるすべての人に希望と光を与える
 
セルゲイ・O・プロコフィエフ
1954年モスクワ生まれ。モスクワ芸術大学で美術を専攻。
共産主義崩壊後、ロシアにおける人智学協会の創設メンバーの一人。
2001年復活祭にゲーテアヌムの理事に就任。
著書に『12聖夜と霊的ヒエラルキー』(1986)、『そして地球が太陽になる』(2012)等、多数。
『赦しの隠された意味』が邦訳(2011年、涼風書林)された