子どもの歯の生え変り

 ―魂の発達を映し出す鏡

 

アーミン・フーゼマン 著

本田常雄 訳

日本語版に寄せて 山本勇人

 

A5版 横書きフランス装 160

定価2970円(10%税込)

ISBN978-4-903865-35-5

 

Armin J. Husemann

Der Zahnwechsel des Kindes

 

ゲーテ=シュタイナー的科学を基に

歯の生え変わりの秘密を明示する、画期的な名著

 

本書は、アントロポゾフィー医学と教育学の観点から見た、子どもの歯の生え変わりに関する初めての包括的な研究です。著者は、歯の生え変わりに隠された音楽的な法則を明らかにすることで、歯の生き生きとした解剖学から、子どもの魂の発達への橋渡しを行ないます。本書では、音楽は、教育心理学を理解するための研究方法に位置づけられます。平易な文章で語られる本書を通じて、教育者、治療者、医師、そして親は、驚くべき発見の旅へと誘われるに違いありません。

 

  本文には、図版や挿絵が散りばめられています

 

本文目次

 

1、歯の生きた像

2、歯の生え変わり

3、歯の生え変わりと意識の変化

4、人間の口腔

 

アーミン・フーゼマン(著者) 

1988年よりシュトゥットガルトにて一般内科医として診療に従事。

1993年よりシュトゥットガルト近郊のフィルダークリニックにて、

アントロポゾフィー医学の卒後研修機関である

「オイゲン・コリスコ・アカデミー」を主宰。 

1969年から71年まで音楽を学び、73年から80年まで医学を学ぶ。

80年から88年まで内科、外科、小児科、治療教育の

各専門分野で臨床教育を受ける。

博士論文「幼少期の国家社会主義(ナチズム)による迫害がも たらした心的障害について」(1977 

 

本田常雄(訳者) 

1987年、昭和大学医学部卒業(医学博士)。2004年、広島大学大学院教育学研究科中退(教育学修士)。精神科専門医。 

 2006年、オイゲン・コリスコ・アカデミー修了。2007年、ヴァルドルフ教育教員養成ゼミナール(シュトゥットガルト)修了。 

2007-2013年、テュービンゲン大学哲学部在籍。現在、ドイツにてアントロポゾフィー医学の翻訳、執筆、研究に従事。